仙台戦でCBのコンビを組みそうなのが土屋征夫、盛田剛平の2人だ。土屋は74年生まれの満38歳、盛田は76年生まれの36歳だから、合わせて74歳というベテランが並ぶことになる。「何気ないコーチング、ポジショニングで、ピンチを未然に防いでくれる」と2人の頼もしさを語るのは、GK荻晃太。2人のコーチングは「後ろが喋ってくれて、受け渡しを安心してできる」(佐々木翔)、「後ろからコーチングしてくれる」(井澤惇)と、約15歳年下の両ボランチの助けにもなっているようだ。
2006年にCBへ転向した盛田剛平は土屋について「年上だし、ディフェンスとして超先輩」と立てる。一方で「2人にしかできないプレーがある」と誇りも覗かせる。危機察知能力の高さに水を向けられると「そこが秀でてないと、もう試合に出られない」。それはもう、仰るとおりである。開幕戦はベテランの知恵と声に注目だ。
(甲府担当 大島和人)
2013/02/28 20:38