金沢は前節・京都戦(1●3)で今季初の3失点。早い時間帯の先制点までは第19節・福岡戦(2〇0)と同じだったが、そこから理想的な形に持ち込めなかった。
後半、バイタルエリアやサイドまでは行けたものの、そこからゴールは遠く、渋滞気味。いつも金沢が同点、もしくはリードしているときと逆の立場に立たされた。
前節の敗戦について太田康介は「PKのシーンも相手にボールを引っ掛けられてカウンターを受けた。その前からショートカウンターを受ける場面が続いていた。それに気付いていて、ハッキリやろうという声も出ていた。大きく蹴って相手に渡すわけではないが、向こうの最終ラインも越えさせようと。もう一回自分たちのペースに持ち込む意図もあった。気付いていただけに、それがうまく浸透しなくてもったいなかった」と振り返った。
そしてこの敗戦を糧に「一歩の寄せや球際、セカンドボールをうまく拾えるように、もう一回一人ひとりが徹底してやれたらいい」。
(金沢担当 野中拓也)
2015/06/29 18:26