柏戦では今季初めて[4-2-3-1]のフォーメーションでスタートしたG大阪。セットプレーから失点し、0-1で惜敗したものの新布陣は一定の効果を見せていた。
「[4-4-2]にも[4-2-3-1]もメリットとデメリットがある」と今後も併用する意向を示した長谷川健太監督だが、右SBの米倉恒貴は新布陣の恩恵を受けた一人である。
「(宇佐美)貴史が左サイドだったのであそこからサイドチェンジのボールが多く来て、個人的にはたくさんボールを触れた」と手ごたえを口にする。 「貴史は何でも出来る選手なので周りが活きる」と話す一方で、逆サイドのSB については「守備に関してはハル(藤春廣輝)がそのぶん、しんどかったかなと」。宇佐美によって生かされた米倉と、守備のフォローに回った藤春。これも指揮官が言う「メリットとデメリット」の一部なのかもしれない。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/06/26 07:00