岐阜は12日、ホームゲーム盛り上げ事業に関する記者会見を行い、観戦チケット・グッズを半額で販売すると発表した。
財源には、国からの『地域住民生活等緊急支援交付金』を活用する。FC岐阜を通じた地域経済の活性化を目的に、岐阜県側から約1億4000万円の交付金を「FC岐阜で活用したい」と発案を受けたという。この事業の一環として、県は4月からFC岐阜のバス事業をスタート。同交付金の約4500万円を充てた形で、すでに県内5カ所から長良川競技場への無料バスを運行させている。
これに続く盛り上げ事業として今回、県の協力を得て、クラブはチケットとグッズの半額化を展開する。今季の岐阜は成績面に加え、天候にも恵まれず、昨季より集客数が減少。より多くの人に応援に来てもらうため、残りの交付金約9500万円を、チケット・グッズ割引分の補填、広告宣伝費などに充てながら、観客の増加を目指す。
『ぎふを元気にし、ぎふをひとつにすること』を使命に掲げる岐阜。協力的な県の思いも受け、金子由明事業本部事業部長は「県に非常に応援していただいています。これを有効的に活用し、かつサポーターの皆さまに喜んでいただきたい。最終的にはスタジアムが満員になって盛り上がるという姿が理想」と意気込みを語った。
チケットの半額対象となるのは、第22節・東京V戦から最終節・福岡戦までの10試合。前売りチケットは6月18日から販売され、当日券購入者を含む全員に適用される。
チケット半額販売「ぎふ元気プライス」実施のお知らせ
グッズの半額化は今節・札幌戦から実施する。FC岐阜の商品(一部商品を除く)1000円以上の購入時が対象で、試合当日の入場口、グッズ売り場にて半額クーポンが配布される予定だ。
FC岐阜グッズ半額クーポンの発行及び配布開始のお知らせ
(岐阜担当 村本裕太)
2015/06/13 10:30