3日のナビスコカップ・予選リーグ最終節の甲府戦は、勝たなければ予選リーグを突破する可能性は生まれない。得点が必要な状況で、野津田岳人の左足へかかる期待も大きくなってくる。
「ゴールだけじゃなくて攻撃の起点になったり守備で激しくいこともやっていきたい。最近はちょっとそっちの方に意識がいっていた感じがするんで、明日はまた貪欲にやっていきたい」と、本人もゴールへの意欲を高めている。
ただ、がむしゃらに左足を振り抜くだけではいけないことも感じている。「バイタルエリアに入ると相手が早く寄せて左足を切ってくる。工夫していかないといけない」。相手に警戒されて左足を思い切り振り抜けない試合も増えてきているのだ。ただ、これは野津田にとって乗り越えなければならないハードルだろう。
佐久間悟監督が指揮しはじめてから復活した甲府の堅守を打ち破るには、野津田の左足がカギになってくることは間違いない。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/06/02 18:38