柏の攻撃が、FC東京の堅守をどう打ち破るか――。30日の対戦(明治安田J1・1st第14節)は柏にとって難しく、なおかつ面白い試合になるだろう。
柏にはDF増嶋竜也、MF栗澤僚一と元FC東京の選手もいるが、ともに負傷で出場は厳しい状況。FC東京U-18出身GKの三浦龍輝も今季はまだベンチ入りを果たしていない。そんな中でベンチに入りそうな“東京関係者”が斉藤佳之芸通訳だ。
斉藤氏はFC東京U-15で権田修一、吉本一謙と同期だった。U-18には昇格できず、法政二高卒業後はブラジルに1年間留学。「親が英語の先生なので昔から英語を習っていた。それでポルトガル語を覚えるのも速かった」という語学力で、柏の戦いを支えている。
斉藤通訳によると2人は「中学生のときから身体もでき上がっていたので、プレースタイルもそのまま」とのこと。「他の試合のときは東京を応援しますけれど……」という彼も、30日は古巣を倒すために全力を尽くすことになる。
(柏担当 大島和人)
2015/05/29 20:09