西嶋弘之に、快勝を収めた明治安田J2第15節の千葉戦(3○1)のことを聞いていると“深イイ話”が聞くことができた。
「1万人の観客の中でプレーするのは、やっぱり気持ち良いですし、感動的でした。去年の12月に同じフクアリ(フクダ電子アリーナ)で特別な雰囲気の中でプレーしていただけに、余計にそう感じましたね」
『去年の12月』とは、移籍先を探すために参加したJリーグ合同トライアウトのこと。
「言えば、“無職”の人間が集まっているわけだから、それはもう独特の雰囲気になる。お客さんが入っているわけではないのでスタジアムはシーンとしていて選手の声がこだまするわけです。この前の千葉戦では、そういうことを思い出し、こういう良い雰囲気の中でプレーできる喜びをこれからも感じられるように、もっともっと頑張っていこう。千葉戦はそんなふうに思った試合でもあったんです」
喜びの再認識は、きっとさらなる成長に。
(北九州担当 島田徹)
2015/05/28 15:35