太田徹郎は柏の育成組織出身だが、高卒後は山形で5年間プレーした経歴の持ち主。次節(明治安田J1・1st第11節)・山形戦のメンバーに入れば、慣れ親しんだNDスタのピッチを初めて敵方として踏むことになる。山形サポーターの反応については「どういう反応でも、とりあえずしてくれれば嬉しい。拍手でも、ブーイングでも」(太田)とのこと。無反応が一番困るようである。
プロ1年目の太田はリーグ戦出場が3試合に止まり、ベンチから外れることも多かった。しかしオフ・ザ・ピッチでは、密かな奮闘があった。彼が「プロの洗礼を浴びました」と振り返る経験が、スカパー!の中継で使われるハーフタイムコーナーの収録。「リフティングしながら古今東西ゲームをやって、負けたら物真似をしたり……」(太田)という、サッカーとは違うセンスを要求されるものだった。
彼は「プロの洗礼を浴びました。でも“プレー”の幅がだいぶ広がりました」と、当時を懐かしそうに振り返っていた。
(柏担当 大島和人)
2015/05/08 20:56