7日、日本代表候補トレーニングキャンプ(12・13日)に、仙台からは六反勇治が初めて招集された。同日の練習を終え、寛ぎの珈琲で一息をつこうとクラブハウスを発ったあとの知らせだった。
8日に共同囲み会見に臨んだ六反は「うれしい反面、チームが連敗している中で素直には喜べないのが正直なところ」と複雑な気持ちをのぞかせたが、「負け続けている中でも仙台がチームとして戦う姿勢が印象に残り、その中からたまたま僕が選ばれたのでは」など、何度もチームに感謝の言葉を述べた。
今季より六反を指導する高橋範夫GKコーチは「私はまだ彼を指導して4カ月ほどですが、その中でも彼は仲間と一つひとつの努力を積み重ねています。GKグループだけでなく、チームみんなにとっても良い刺激になる存在です」と日々の姿勢を評価する。
六反には、まずは浦和を迎える明治安田J1・1st第11節で、「勝ってチームとしてもう一度波に乗る」ための活躍が期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/05/08 20:05