
開幕3連敗のあと、9戦負けなし(7勝2分)と驚異のペースで巻き返しを見せている福岡。3バックへのシステム変更もその大きな要因だがその中央に入り、守備をコントロールしているのが濱田水輝だ。浦和時代も同じシステムだったが濱田自身は主に3バックの右に入ることが多かった。現在のポジションについて濱田は「真ん中は運動量が少ないけどその分、左右を動かして自分が余るようにしている。うまく動かせるように意識しているし、声で前の選手も動かすというのが自分の仕事」と理解し、その役割をしっかりとこなしている。
3バックの中央の場合、左右のCBの’’潰し’’とは違い、コントロールすることが重要な役割。その分、駆け引きも生まれるがそれも濱田は徐々に楽しめているようで「まだまだですけどゲームを見る力もついてきていると思うし、ラインの高さは自分が調節するので考えることは増えている」と話す。日々、経験を積んでいる濱田のさらなる成長に期待したい。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/05/07 16:39