金沢の守護神GK原田欽庸は、毎日のトレーニングの前後、特にトレーニング後、黙々とランニングで汗を流す。練習後は誰よりも長く、丁寧に体のケアに時間をかける。
そのキッカケを聞いてみると「先輩がそういうことをしていた」らしい。具体的にはGK本間幸司(水戸)、DF河端和哉(青森)、FW中山悟志(琉球)だという。
本間は原田がキャリアをスタートさせた水戸の絶対的な守護神。河端と中山は長崎でともにプレーした。経験ある先輩たちの姿を間近で見て「良いところを見て自分もマネしてやろうと思った」と原田は言う。その結果、「けがしなくなったし体も動く。アップする前から結構動ける」。
今節の水戸戦について原田は、「本間幸司さんは僕の師匠なので楽しみで仕方がない」と本当にうれしそうな様子。「幸司さんと水戸のサポーターに成長した姿を見せたい」と心から対戦を待ち望んでいた。
(金沢担当 野中拓也)
2015/05/02 07:00