今節(明治安田J1・1st第9節)に迎えるのは多摩川クラシコということもあり、注目すべき点は多い。だが、その中でも目線を向けたいのが同い年で大学時代にも対戦経験がある車屋紳太郎と武藤嘉紀との再戦。武藤は4年時にはFC東京の一員となり大学の部活から離れたため、最後に相まみえたのは互いが3年生時の後期リーグ。その当時、慶応義塾大学は1部リーグの残留争いを強いられていたこともあり「あのときは結構、残留を争っていて守備的な感じはあった」と車屋は振り返る。
そして武藤に対しては「ボールに対してどん欲なところ。サッカーに対する思いというのはものすごくアツいものを感じるし、そこは本当にすごいな」と評価。だが、負けるつもりは毛頭ない。「(FC東京は)固いイメージがありますね。そこを、楽しいサッカーで立ち向かっていければなと。攻撃的に行くのがフロンターレの良さなので」
”守”のFC東京を”攻”の川崎Fが撃ち下す。そこに対する強い決意を感じさせてくれた。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2015/05/01 15:21