明治安田J2の9節を終わってなかなか波に乗れない栃木。前節(J2第9節・愛媛戦/0●1)も26分に失点したあとに序盤の攻勢がトーンダウン。主将の廣瀬浩二はベンチから失点後の選手たちが肩を落とすのを感じたというが「失点にネガティブになり過ぎる必要はないんです」と前向きに話す。
「ああいうときは空元気でいいから『次いくぞ!』とか、一人ひとりが声を出さないとダメなんです。声を出すことで体のなかの負のエネルギーが出ていくし、嘘でもいいから演じているとそれが自分の力に変わっていくんですよ」
廣瀬が常々大事だと語るのは「プラスの声」だ。「何やってんだよ!」というネガティブな声は求心力を生まないという考え方だ。
「誰かが積極的なミスをしたときにカウンターを受けて、それを他の誰かがミスを取り返すプレーをしたら、『ありがとう!』とか。それがみんなに出てきたらチームは絶対に乗るんです。そこをもう一度徹底して共有していきたいと思います」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/04/28 07:00