勝っても負けても妥協なき言葉を口にするキャプテン・前田和哉が明治安田J2第9節・京都戦(0●2)の翌日に、いつも以上に厳しい言葉を口にした。
「見ていたサポーターが楽しくないゲームだったと思う。球際の攻防一つを取って見ても激しさがなかったし、攻撃面ではあれだけボールを保持しながら『何かをやってやろう』という気持ちが見えなかった。闘う姿勢がプレーのベースになければならないと思う」
前田は失敗することそのものよりも、失敗を恐れる消極的なプレーを嫌う男。そして『攻撃陣が挑戦的なプレーで失敗したとしても、そのカバーは任せておけ』と言えるだけの懐の深い男でもある。そんなキャプテンの今節・愛媛戦に向けた言葉も、またアツかった。
「ピッチに立つ一人ひとりが他人任せにすることなく、何をしなければいけないかを深く考え、それをきっちりピッチで表現する覚悟と責任感を持たなければならない」
(北九州担当 島田徹)
2015/04/27 15:50