8日に行われたヤマザキナビスコカップ第3節・広島戦(2△2)では、アディショナルタイムに同点に追いつかれ、悔しい引き分けに終わった湘南。しかし、内容は決して悲観するモノではなく、チーム力の向上を示す試合となった。
収穫の多かった広島戦では、大卒新人の二人がプロデビューを果たしている。
左のCBとして先発フル出場した岡﨑亮平は「最後に一点やられてしまったので、勝ち点は取れたけどまだまだという気持ちが強い」とデビュー戦を振り返ると、52分からの出場となった広瀬健太は「10人になったこともあって、自分としては逆にやることがハッキリしたので集中してやれた。でもやっぱり最後に失点したことがJ1の壁。この経験を次に生かしたい」と語り、二人にとっては悔しいデビュー戦になったようだ。
そして、大きな一歩を踏み出した二人を支えた存在も忘れてはならない。「ミスしたり、シュートを打たれたりする度に、つぼさん(坪井慶介)の方を見て励ましてもらった」。二人が別々に同じ話をする姿は微笑ましかった。大卒新人を支えた坪井の力もまた、広島戦での勝ち点獲得につながっている。
(湘南担当 林遼平)
2015/04/11 10:15