ホームスタジアムであるケーズデンキスタジアム水戸のピッチ改修中のため、水戸は4月いっぱいまで笠松運動公園陸上競技場を使用することとなっている。
笠松はカシマスタジアムが完成するまで全国高校選手権大会茨城県大会の決勝の舞台としても使われていた茨城県のサッカーの聖地であり、当時の茨城のサッカー少年たちの憧れの場であったのだ。
茨城県日立市出身の本間幸司もその1人。自らプレーしただけでなく、県大会の決勝を見るために日立市から自転車で行ったこともあるという 。
99年の水戸加入後、Ksスタに移転した09年まで笠松のゴールマウスを守り続け、「学生時代だけでなく、プロになってからも僕は笠松でプレーしてきた。笠松のゴールを僕が誰よりも多く守っている」という自負がある。だからこそ、「笠松のゴールも味方してくれると思う」と力強く語った。
自らの聖地で負けるわけにはいかない。今季初勝利を挙げるために、水戸のレジェンドが笠松のピッチに立つ。
(水戸担当 佐藤拓也)
2015/03/27 20:31