29日の千葉戦で久木田紳吾は岡山での100試合出場を迎える。東大卒初のJリーガーとして注目を集め、松本へのレンタル移籍、そして右膝の大怪我を乗り越えてきた久木田は、「大きな怪我を経て100試合に出れたっていうのはちょっとうれしいですね」と語り、過去を思い出して苦笑いを浮かべた。
「プロになったばかりのことを思い出すと恥ずかしい。あの頃は本当にがむしゃらさしかなかった。とにかく点が取りたくて、シュート練習をひたすらやっていましたね。早くJリーグのレベルに追い付かないとってことばかり思っていた」。
ただ、厳しい練習を課してきたから今がある。昨季にDFへコンバートされてプレースタイルも大きく変化していく中、「全部、成長していると思う。まだまだですけど、それくらいの実感がないとやってられないですよ」と笑った。
そして、高みを目指す久木田の挑戦は終わらない。「今も危機感は常にあります。J1でもやりたいんで、頑張ります」。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/03/27 18:51