当日に発熱し欠場した明治安田生命J2第2節の金沢戦(0●3)を除き出場した2試合で2アシスト。中後雅喜が結果を残している。開幕戦のC大阪戦(1△1)では倒れながらもパスをつなぎ、前節の水戸戦(2○0)ではCKからピンポイントのボールを供給し、それぞれの試合の先制点をアシストした。
なかでも、セットプレーからの得点は、今季の東京Vが武器にしようとしているモノだ。アラン・ピニェイロ、ブルーノ・コウチ―ニョ、コ・ギョンジュン、ウェズレイといった長身の選手が加入。合わせる側の条件は整いキッカーとしての質が試されてくるなか、早々に結果を残した。
それでも、「蹴る責任はあるし、もっと毎試合、毎回、より精度高く味方に合わせられるように蹴っていかないといけない」と本人は言う。さらなる質の向上を目指す中後であるが、2アシストは現在リーグトップタイの数字であり、それを伝えると「そうなんですか? まだ3試合なので」と笑っていた。
(東京V担当 石原遼一)
2015/03/26 20:23