前節・横浜FC戦(1●2)で後半途中出場した田中パウロ淳一。キレのあるドリブルで相手ゴールに迫り、攻撃を活性化した。
決定機にも絡んだが、シュートは惜しくもGKのファインセーブに阻まれた。その直後には非常に悔しそうなリアクションを見せていた。「あれを決めていたら、また人生が一個変わったと反省している。外した瞬間は泣きそうになった」とパウロは振り返る。
ただ、仕掛ける姿勢が前線に得点の匂いを漂わせていたのも事実。「一回決めれば自信が付くと思うので、早く1点目を決めたい」とゴールを欲していた。開幕前には登録名の変更が話題を集めたパウロ。「これをやったからには試合に出ないと」と名前負けにならないような活躍を誓った。
24日は残雪の影響で練習場所が室内へ変更になったが、この日も太田康介の声がよく響いていた。それに負けじとパウロも練習を盛り上げ、活気に満ちたオフ明けのトレーニングで選手たちは汗を流していた。
(金沢担当 野中拓也)
2015/03/24 20:08