開幕から2戦連続で上田康太とダブルボランチを組んでいた宮崎智彦が、19日の紅白戦を回避。左もも裏の痛みのため、今節・讃岐戦を欠場することが決定的となった。
このため、この日の紅白戦では1本目に田中裕人、2本目に川辺駿が主力組で起用され、それぞれ上田とボランチを組んだ。
田中は大卒3年目。ボール奪取能力に長けたタイプだ。15日のアウェイ・京都戦(2○0)では67分に途中投入され、名波浩監督に「守備面を落ち着かせてくれた」と評価された。
一方、川辺は2月下旬に広島から期限付き移籍加入した期待の若手。配給など攻撃面で持ち味を発揮しており、「加入からだいぶ時間が経ち、チームに慣れてきた。ボールを持ったときにチャンスを作れれば」と意気込んでいる。
練習後、名波監督は「各々が良さを出してくれた」と言及。どちらを先発起用するかという点では明言を避けた。“守備の田中”、“攻撃の川辺”。指揮官が選ぶのはどちらのボランチか。
(磐田担当 南間健治)
2015/03/20 07:00