今季U-18からトップ昇格した佐藤昂洋。大分のスクールでボールを蹴りはじめ、「僕のサッカー人生はトリニータがすべて」と話すとおり、アカデミー時代を合わせれば“ミスター・トリニータ”こと高松大樹に次ぐ在籍年数を誇る。
各カテゴリーで主将を務めてきた佐藤は、2種登録選手としてトップチームに帯同した昨季、チームを率いていた高木和道の姿に「厳しい言葉のなかに優しさを感じられる理想のキャプテン像」と心酔。今季はその高木が移籍したため、佐藤のメンタルが心配されていた。
コンディション不良でしばらく別メニューが続いたが、無事に復調。「出遅れた感じでめっちゃ焦ってます」と、今季守備を統率する山口貴弘にこまめにアドバイスを求めている。ちなみに先日教わったのは「サッカーソックスと五本指の靴下との重ね履き」。佐藤は「それは真似するかどうかわからないけど」と笑ったが、新たなチーム内の指標を見つけた様子に、周囲も胸を撫で下ろしている。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2015/03/17 15:59