明治安田J2の開幕戦を2日後に控えた6日、栃木は最終段階の確認を順調にこなして練習を切り上げたが、一人だけ調子の悪さを露呈する人物が。
「のど飴は糖尿病になるくらい舐めているんだけど治らんね」
声の主は阪倉裕二監督。先週から喉の調子が悪くなり、先日の松本との練習試合後の記者会見でもガラガラの声のまま登壇。去り際に「誰かのど飴持ってへんかな」と独り言のようにつぶやき笑いを誘っていた。
「大きな声ならば出るんだけど、長く続かない。こうやってメディアの皆さんに小さな声で話すのがちょっと辛い」
原因はおそらく花粉症。この日は20分近い囲み取材を、時折、声を枯らしながら対応したが、終始、その表情がほどよい緊張感に包まれながら明るく見えたのは、チームの仕上がりに手ごたえを感じているからだろう。
現時点でけが人もほぼゼロの栃木。指揮官の喉の調子はともかく、できる限りの準備は済ませ、いざ札幌との開幕戦を迎える。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/03/06 19:17