試合の2日前は取材陣が多くなるが、開幕前となればなおさら。といっても浦和やG大阪の普段の取材陣の数より断然少ないと思うが、この日は山梨のテレビ局が2局+東京のテレビ局の計3局にペン記者がボチボチに実況するアナウンサーがチラホラ。公共放送の取材を受けていた新加入伊東純也は美人キャスターに目標を聞かれて、「全試合に出場したいです」と、普段ペン記者に喋る時よりも元気溌剌に答え、「1試合1得点で」と付け加えた。
(ペン記者に聞かれた時はそんなはっきりしたこと言わへんやん…)と心の中で突っ込みながら聞いていると、美人キャスターが予想外に伊東を追い込んだ。
「ということはシーズン目標は34ゴールということですか?」
”34ゴール”という数字の大きさに――昨年の得点王の大久保嘉人(川崎F)で18ゴール――現実的になったのか、「10ゴールくらいで…10ゴール、10アシストの10・10で、ごにょごにょ」と下方修正。
このように慣れないと人はテレビカメラの前で盛ってしまうことが判明しました。もし僕がカメラを向けられたら、「エルゴラの記事で芥川賞を取りたいです!」と言うかもしれません。でも、伊東の”10ゴール“、”10アシスト”は行けると思います。ゴー純也!
(甲府担当 マツオジュン)
2015/03/05 20:31