4日、千葉は午前と午後の2部練習を行った。午前はフィジカル中心、午後は戦術中心となり、ボードを使っての説明も行われたが、あるとき水野晃樹(青ビブスの2番)と佐藤健太郎(同6番)がずっと肩を組んで説明を聞いていた。
水野はサイドアタッカーが本職だが、ここ最近は千葉の基本フォーメーション[4-2-3-1]の、トップ下のファーストチョイスとなっている。「正直、不慣れな場所」と本人は語るが、「監督からは『攻守両面でしっかりしたプレーをして、運動量を増やしていろんなところに顔を出して、攻撃のアクセントになってほしい』と言われている。J2のレベルも年々上がっているので、簡単にはいかないと思うけど、そういう言い訳ができる年齢でもない。開幕まで質を高めて、運動量を高めて、戦術理解をしていきたい」と、新ポジション挑戦の決意を新たにしていた。
その水野にとって頼もしい相棒となるのが、ボランチの佐藤健太郎。「自分が持ち運べる状態でも彼がフリーなら早く預けて、なるべく多くボールに触らせてあげたい」と、良いプレーができるよう気を遣っている様子だ。水野が「健ちゃん(佐藤健)とはピッチでも話すし、ロッカーとかでも絡む回数が多い(笑)。良い距離感でやれたら」と言えば、佐藤も「近すぎず、遠すぎずの距離感を保ってやっていければ」と返す。お互いの良い関係がこの肩組みに表れているようだ。
(千葉担当 芥川和久)
2015/03/05 07:01