14日、鹿島の2015年新体制発表が行われた。新加入選手やコーチに就任した柳沢敦、スタッフとなる中田浩二に注目が集まる中、若い選手たちに重みのある背番号が与えられたことにも注目したい。
まず、日本代表の昌子源が、秋田豊、岩政大樹という鹿島の「顔」とも言えるCBが付けてきた3番を継承した。昨季レギュラーをつかみ、一気に飛躍した昌子に対する期待の大きさを感じさせる。また、昌子と同期の土居聖真には8番が。昨季は、ルイス・アルベルトが付けていた番号ではあるが、8番と言えばもともと小笠原満男から野沢拓也に託された背番号でもある。その番号を、野沢と同じ下部組織出身の土居が付けることは、ただひとケタの番号に若返ったのとは違う意味を持つ。
昌子も土居も実績面では先達の足下にも及ばないが、クラブはそのレベルにまで達することを期待して与えたことは間違いない。
(鹿島担当 田中滋)
2015/01/14 19:02