今季、ピッチの上で苦しさも喜びも最も多く体験したのが濱田武だ。ここまで32試合2880分に出場して、攻守の要としてチームを支えてきた。
「1年通してなかなか上手くいかなかった。後半に入って組織として戦える部分も出てきたが、得点を取る所や個人で守る場面では力の差を感じたシーズンだったと思います」と、振り返る濱田。チーム内最多出場に関しては「監督に使ってもらって、なかなか結果が出ずに申し訳ない気持ちはありました。ただ、なかなか勝つことはできなかったですけど、J1は上手い選手が多かったのでプレーしていて楽しかった。やっぱりトップのリーグでやりたい思いは一段と強くなりました」と話した。苦しい試合が多かった中でも、J1で戦う喜びとやりがいを改めて感じたようだ。
そして、全国のサッカーファンが注目する最終節・G大阪戦への意気込みを語った。「1位ですし、個々の能力もトップクラスの相手。自分たちは個人で止めることはできないかもしれないが、今までやってきたようにチーム全体で戦って良い結果を残したい」。
(徳島担当 柏原敏)
2014/12/04 17:54