6日に行われるJ1最終節の第34節・川崎F戦は、12年まで神戸に所属した大久保嘉人と、開幕戦以来の再会となる。
大久保は現在J1で16得点を挙げ、得点王に最も近い選手だが、神戸には2人の得点王候補がいる。14得点で3位のマルキーニョスと、13得点で4位タイのペドロ・ジュニオールだ。大久保は今なお神戸の人気者だが、神戸から得点王を出すことは譲れないところ。3日の練習後、マルキーニョスは冷静に、それでいてしたたかに、得点王についてコメントした。
「今季は3つのタイトルを取ることが目標だったけど、残念ながら叶わなかった。ただ、僕もペドロ(・ジュニオール)も個人のタイトルは残されている。前提としてチームを助けるためにプレーする。チームのためにやった上で結果(得点王)がついてきたらいい」。
3日の紅白戦では、陣地変更の最中、岡本健太郎通訳を交えながら大きなジェスチャーで意思を主張するなど、チームメートとのコミュニケイトに精力を傾けたマルキーニョス。「最終節は強い意思を持って臨みたい。そうやって戦わなければ結果はついてこない」。今季最後の決戦へ、背番号18は最高の準備で臨む。
(神戸担当 小野慶太)
2014/12/04 07:00