
20日、冷たい小雨が降る中、清水は非公開で調整を行った。
練習後、大榎克己監督は22日に行われる今節・名古屋戦について「ロングボールをはじけるか、セカンドボールを拾えるかがカギになる」とポイントを挙げた。先月11日の天皇杯準々決勝・名古屋戦(2△2)は、PK戦までもつれるも、何とか勝利を収めたが、82分の永井謙佑の同点ゴールは、ロングボールを起点に決められている。また、天皇杯には出場していなかった川又堅碁ら、名古屋の顔ぶれが変わることが予想され、「川又がいる、いないで前線の特徴が変わってくる」と平岡康裕は警戒を強めていた。
「天皇杯のときより手強い」(大榎監督)。しかし、清水も中断期間の3週間で変化を見せている。高木俊幸が「自分のサイドのスペースを相手に使われることが多かったので、引いて守備をすることが大事だと思った」と話すようにチーム全体として守備の意識は向上。失点を最小限に抑え、今度は90分以内の勝利を目指す。
(清水担当 田中芳樹)
2014/11/20 18:45