引退記者会見の日、「あと27日」と話していた藤本主税の現役最後の試合まであと4日となった19日、熊本は2部練習の予定を変更して午前のみの紅白戦を実施。35分×2本を行った。
プロデビューを果たした古巣との対戦がラストマッチとなる藤本はトップ下でプレーして持ち味を発揮。練習後に話を聞くと、「最後のアピールができたので満足。あとは(メンバー入りの)吉報を待つだけです」と話した。「1分でも1秒でもピッチに立つために」と自らに課した守備についても、「トップ下なんで戻る距離が長くなってしんどいけど、方向付けとかやることがシンプルなんでノーストレスでやれている」と手応えを掴んでいる。
最後のゲームは思い出深いレベスタでの試合。「自分にとっては“博多の森”なんだけどね、良い距離感だし、好きなスタジアムですよ。もう、覚えてくれてる人は少ないかもしれないけど、福岡のサポーターにも自分のプレーを見て欲しい。点に絡むとかより、とにかく、そこに立つ権利を得たいね」
(熊本担当 井芹貴志)
2014/11/19 19:51