イジり役とイジられ役として各所で小ネタをバラまき、あ・うんの呼吸を披露している為田大貴と風間宏矢。最近、ピッチ内でのコンビネーションもますます精度を上げ、二人の絡みで好機を多く演出している。
以前はスタート時に二人並んで立っていたが、最近はポジションひとつ離れてセットすることが増えたのは、第38節・岡山戦(1○0)のとき、為田が風間に「もうちょっと遠くにいて」と言って以来。為田がドリブルで切れ込むのを風間が中で待ったり、近づいて連係プレーで崩したりと、周囲のメンバーの特長や相手の状況によって使い分けているようだ。
「技術のあるメンバーがしっかり走って球際で戦っている」と風間を評価する為田と、「もともとウラ抜けは上手かったが、さらに勢いに乗っている」と為田を分析する風間。絶妙な距離感で躍動する仲良しコンビが、大分をJ1昇格へと先導する。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/11/11 16:33