前節・千葉戦(2○1)の激闘から一夜明けた10日、新潟医療福祉大とのトレーニングマッチ(会場は非公開)が行われた。
練習試合にも関わらず、多くのカメラがその選手の一挙手一投足を追った。背番号19、塩沢勝吾だ。第15節・磐田戦(2○1)において左アキレス腱断裂を負い、全治5ヶ月の重傷。手術そして長いリハビリに取り組んできた。「ゲーム体力やフィーリングはまだ60~70%くらい」と自身もトップパフォーマンスではないことを認めるが、この日の練習試合では負傷を負った左足でゴールも挙げた。
心折れそうな日々の支えとなったのが、復帰を待望するサポーターの声援と、もう一度ピッチに立つという選手としての渇望だった。
「応援してくれたサポーターへの感謝の気持ちを表すためにもまずはピッチに戻りたい。もちろん出るだけではダメで、チームとともに汗を流したい」
まずは選手選考のラインに立った。最速で週末の今節・岐阜戦に帯同の可能性もある。
(松本担当 多岐太宿)
2014/11/10 15:57