右膝半月板損傷を隠しながらプレーを続けてきた田中隼磨は現在、治療のためにチーム練習から離れている。今節・千葉戦でそのポジションを務めるのは飯尾竜太朗になりそうだ。
「(田中)隼磨さんから学ぶことも多いが、自分としてはチャンス。千葉は去年デビューしたときの相手なので、イヤなイメージはない。今季は自身手ごたえを感じた試合は少ないが、その一つになれば」と静かに燃えている。
また、J1昇格が決まったものの、モチベーションの低下はない。「モチベーションが変わったらサポーターに失礼だし、昇格がゴールではない。まだまだ通過点だし、来季以降のため、自分のためにも集中したい」。
チームとしてやることはまったく変わらない。あくまでも目の前の試合で勝ち点3を得るべく全力を尽くすだけ――。新たなる戦いは、もう始まっている。
(松本担当 多岐太宿)
2014/11/07 17:21