リーグ戦も残り3試合となった段階で、町田也真人は一段と気合が入っている。3位という目下の目標に向かって、「とにかく勝ち点3だけを目指して、3勝で終われるようにしたい。3勝すれば何かが起こるかもしれない」と意気込む。
チーム戦術の中で攻撃が機能している千葉にあって、トップ下を担う町田が重要な役割を果たしていることは言うまでもない。前節・磐田戦(2△2)では左サイドに流れて作った起点が1点目につながった。「チームとして攻撃の崩し方は意識が統一できていると思う」という言葉をプレーが裏付けている
トップ下を務める以上は得点も期待されるが、天皇杯(4回戦・長崎戦/2○1)でプロ初得点を記録したもののリーグ戦ではまだ得点がない。ただ、そこに焦りはない。「プレーオフも含めて、どこかで“大きな1点”を、まずはチームにしっかり貢献した上で取りたい」。いつもどおりのプレーを突き詰めた先に、ゴールネットを揺らす未来が見えてくるはずだ。
(千葉担当 片村光博)
2014/11/06 07:00