直近の7試合で勝ち点4しか挙げられず、シーズン終盤に来てチームとしての骨格の無さを露呈してしまっている福岡。様々な不満の声が挙がってもおかしくないが坂田大輔はあえて個人へのフォーカスを促している。
「自分が活躍してチームを勝たせれば自分の価値が上がるし、それでもっと良いチームに行くんだっていう気持ちでもいいと思う。今だから言えるけど自分が若いときもチームが負けても自分が点を取ればうれしかったし、それでまた試合に出られるんだから。自分はギラギラしていたし、そういう部分があってもいいと思う」
あまり、周囲に干渉せず、一匹狼のような空気を持つ坂田ならではの考えだろう。「讃岐や群馬のように自分たちよりも下の順位のチームに負けている以上、それはまずは個人とチームの責任。そこを監督やピッチのせいにするのは言い訳でしかない」とも話す坂田の考え方は監督や戦術への不満が高まっている今だからこそ、必要なのかもしれない
(福岡担当 杉山文宣)
2014/10/23 07:30