前節、富山戦(第34節/2○1)で第26節磐田戦(3○1)以来、8試合ぶりの先発出場を果たしや山口和樹。懸命にファイトした結果、足をつり、69分で交代したがチームが勝利したこともあり、ミックスゾーンでは安堵の表情を浮かべていた。
「自分は声を出してナンボだと思っていたし、最近の試合では球際の勝負にいけていなかったりしていたのでそこを後ろから厳しく言って締めさせようと思っていた」という自身の言葉通り、富山でもピッチ上には山口の通る声が響いていた。チームが苦しい状況でも練習場では誰よりも声を出し、良い雰囲気を作り出すのが山口。決してネガティブな言葉を吐かずに常に周囲を鼓舞するミスターポジティブの存在が4試合ぶりの勝ち点3奪取に貢献したのは間違いないだろう
福岡に戻る飛行機に搭乗する際も重い荷物を収納棚に上げられずに困っている女性を見つけると声をかけて代わりに持ち上げた。常に周囲を思いやれる山口の存在を改めて感じられる光景だった
(福岡担当 杉山文宣)
2014/09/29 15:53