恥骨疲労骨折により戦線を離れていたFW浅野拓磨が9月からチームに合流している。
リハビリには約3か月を費やすこととなった。今季の序盤戦は猛アピールを続けて試合に絡んできただけに痛い離脱となったが、19歳はうっ憤を晴らすように元気にピッチを駆けている。
「復帰してすぐはどんどんイメージが沸いてきていいプレーができてましたけど、今はちょっと疲労も溜まってきて難しいです」と苦笑いを浮かべるが、「次の試合は絶対にメンバーに入りたいという気持ちでやっています」と鼻息は荒い。
同級生の野津田岳人と吉野恭平がアジア大会のメンバーに選出されて韓国で戦っており、浅野は置いていかれた格好となったが、「残念な気持ちもありますけど、ここでアピールできることの方が僕にとってはプラスだと思っています」とポジティブに捉え、チーム内の激しいポジション争いに挑んでいる。
「やり続けます。たまにじゃなくて、常にいいプレーができるようにならないと試合には出れないですから」。浅野の全力アピールが始まった。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/09/17 17:33