リーグ戦再開後は6年ぶりの5連勝を飾り、首位戦線に食い込みうる順位に急浮上してきたG大阪。攻撃力もさることながら、5試合でわずか1失点と攻守の歯車はガッチリと噛み合っている。
そんなチームにあって数少ない懸念材料の一つが、堅守の構築に不可欠な岩下敬輔の累積警告の問題だ。
現在、警告は3枚で出場停止にリーチがかかる背番号8だが、「今は自分でも調子がいいし、どこまで相手に行けば警告になるのかも自分の中でしっかりと見極めている」と余裕の表情。気迫あふれるヘディングと対人の強さで最後尾を引き締めているが、岩下自身はG大阪移籍後、もっとも充実した瞬間を過ごしている。
「見ている人に楽しんでもらえるサッカーができているだけじゃなく、僕自身も楽しめている」。
課題だったメンタル面も充実中の岩下が、「堅守ガンバ」を支えている。
(G大阪担当 下薗昌記)
2014/08/13 19:41