13日の天皇杯2回戦で京都が対戦する鳥取には、昨年まで京都に在籍した倉貫一毅がいる。
現在35歳のベテランだが、今季J3では前半戦の17試合全てに出場しており、“ピッチ上の指揮官”は健在だ。中盤でともにプレーする機会が多かった工藤浩平は「すごく頭のいい選手。こちらの手の内も多少はバレている。逆にこっちも一毅さんのことはわかっているつもり。試合ではまず、一毅さんのところを潰すことが大事になる」と試合のポイントを挙げている。
また、Jリーグ・アンダー22選抜の一員として、4月に鳥取と対戦(J3第7節、1-0で鳥取が勝利)した高橋祐治は「経験に加えて、足元も上手い。J3の試合でも一毅さんを中心に試合をコントロールされてしまった」と対戦相手として再会した倉貫の印象を語っている。
倉貫のJ2での出場記録は通算435試合。これは現時点で歴代2位の数字だ。サッカーを知り尽くし、駆け引きに長けた相手に対して主導権を握れるかどうかが注目される。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/07/12 20:23