10日、ポポ選手が全体練習に合流しました。ポポ選手はリーグ戦が中断していた6月11日に行われた明治大との練習試合で左足小指を亀裂骨折。以降、ほぼ1か月、別メニューで調整を行っていました。
11日の練習では持ち味の強烈なシュートなどを見せていたポポ選手は練習後、「まだ完全ではないけど、良い感覚でやれた。これから全力を尽くしてできるだけ早く100%のコンディションに戻したい。何が目的かと言えば、ゲームに出られずに失ったコンディション、ゲームのリズムを取り戻すこと。それはピッチに立って初めてできることなので、できるだけ早く戻したい。日々の練習でハードワークして、1日でも早く監督が求めるプレーをできるようにしたい」とコメント。トップコンディションに戻すことを強く意識している様子でした。
一方、ポポ選手の負傷によってスタメンの座を得た格好ながら、徐々にチームにフィットし、前節の鳥栖戦では2得点の活躍を見せたのが原口元気選手。いわばライバルが復帰した格好ですが、「今まで通りチームのために走る。チームのためにプレーすること。それだけ」と、ポポ選手を過剰に意識することなく、自分のプレーをすると話していました。
1トップは他と比べると本来得意とする選手がいないポジションですが、デスポトビッチ選手も含めた3人が切磋琢磨し、それぞれが浦和の1トップとして成長してくれることに期待します。
(浦和担当 菊地正典)
2012/07/12 11:26