まず、選手に対して1週間のトレーニングの流れや要求していくもの説明などがされ、その後の午前練習ではハーフコートを使っての3対2や、ゴールを4つ使ったゲーム形式などを実施。炎天下の下でのハードな内容について「フィジカルの中にもテクニカルな要素がある。同時進行でやった方がいい。そこで見えるのは技術力と人間性」と川勝監督は意図を説明しており、選手からも「じっくり観察されている感じはあります」(田村亮介)という声が聞こえてきた。
なかでも、前述したゴールを4つ使ったゲーム形式は2タッチ以内という制限に加えて、状況によって複数のゴールを狙える選択肢を与えられるというルールもあった。給水時には選手同士でルールの確認やどういう意図があるのかを話し合う姿が見られ、川勝監督も「呑み込みの早い人は早い。主力の何人かはゲームの最後には分かっていた。状況に応じたプレーができるのが強いチーム」と話している。
初日ということもあってグラウンドからは引き締まった雰囲気が感じられており、様々な面で川勝色が打ち出されたトレーニングだった。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/07/02 11:44