W杯ブラジル大会が開幕して1週間。海外サッカー好きとしても知られる石丸清隆監督にとっては、まさに連日サッカー漬けの日々となっている。
「朝早起きして練習前に1試合を見て、練習から帰ってからもう1試合。そのあと(スカウティング用に)J2の試合を観る」(石丸監督)と仕事もプライベートもほぼサッカーに費やされる。これには「けっこう疲れる」と苦笑いしつつも、W杯ではお気に入りのチームも見付けて楽しんでいる様子だ。
そのハマっているチームはメキシコ。「特徴があって創造性のある[3-5-2]スタイル。崩し方が面白いし、テンポ、距離感が良い。いかにペナルティーエリアに侵入するかを楽しんでいる感じ。苦しいときでも引いて守るわけではなく、自分たちの形を出していこうとしている」とベタ褒めだ。
それもそのはず、石丸監督は「(愛媛と)レベルの差はあるが」としながらも、「ウチのチームも目指そうとしている方向は同じ」とメキシコ代表が自身の目指すべきサッカーを体現しているからだ。だからこそ、「もうちょっと見てみたい」とメキシコ代表の決勝トーナメント進出を密かに願っているようだ。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/06/19 18:06