ホームで迎えた最終戦。勝てば2位が確定というシチュエーションでしたが、残念ながらJ1昇格はプレーオフを経て、つかまねばならなくなりました。
試合内容は悪くなかったと思います。選手の口からもそうした言葉が出てきました。ただし、甲府の守備が良かったとはいえ、点が奪えなかったのも事実。後半、時間が経過していくのと共に迫ってくる重圧感など、あらためて1点の重みを感じさせられた試合でした。そうした攻撃のところを本紙のコラムで書かせてもらいました。プレーオフでそこに再び焦点が当たるかどうかは試合展開にも寄るでしょうが。
セレモニーを終えて引き上げてきた選手たちの多くは落胆の表情が浮かんでいました。「“今日で決める!”と思っていた」(駒井)だけに、自動昇格を逃したショックも小さくなかったのでしょう。精神面の切り替えが心配されましたが、オフを挟んで練習場に現れた選手の様子を見る限り杞憂(きゆう)に終わりそうです。大分戦に向けてのトレーニングも充実しており、それらは週末の紙面でお伝えしたいと思います。
(京都担当 雨堤俊祐)
2012/11/14 19:12