第12節・松本戦(0●2)で、立ち上がりから献身的に走り布陣に連動をもたらした後藤優介。前線からプレスをかけ、果敢に相手の背後を狙い、サイドに流れてクロスでも好機を演出したが、67分、接触プレーで負傷し無念の途中交代となった。
倒れたまま起き上がれず担架で運び出される後藤の様子に、関係者は心配顔。第9節・富山戦(3○0)では2ゴールを挙げたチェ・ジョンハンも負傷離脱しており、相次ぐFWの受難に胸を痛めた。
が、オフ明けの8日、後藤は何ごともなかったかのように元気に全体練習に参加。ミニゲームでも冴えたチェイスを見せた。
本人によると、痛めたのは右ひざの外側。「そのときはものすごく痛かったけど、翌朝起きたら痛くなかった。みんなから『仮病』とか『メンタルの問題』とか言われた」。
チームの課題である得点力不足克服に向け、「もっとゴール前での動き出しの精度を高めたい」と言う。生え抜きストライカーの覚醒が待たれる。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/05/08 23:01