古巣の岐阜戦よりも、永芳卓磨が心を弾ませているのが、昨季まで大分で一緒にプレーしていた宮沢正史との対戦だ。
互いにレフティーでボランチ。展開力を生かしたパスが持ち味と、共通点は多い。また、昨季の大分は若手が多く、宮沢は年長者だったが、「みんなと(目線が)同じくらいだった」という人柄にも惹かれているそうで、「試合に出られなかったときには話を聞いてもらったし、プライベートでもよく食事をした。チームのことを考えている人だし、助けてもらっていた」と、宮沢について語り始めたら止まらなくなった。
今節、昨季で大分を去ることになった二人が長良川で再会する。「燃えるというか楽しみ。宮さんも対戦を楽しみにしていると思う。自分も試合に出られるように頑張りたい」。
目を輝かせながらそう話した永芳だが、栃木初先発となった第6節・讃岐戦(1○0)では前半だけで交代を命じられた。それだけに、自らの原点である岐阜で、再出発したいところだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/04/18 23:33