愛媛は今節の敵地での山形戦の翌日、遠征に帯同する選手、コーチングスタッフら全員が宮城県名取市閖上地区に出向いて側溝捜索ボランティア活動に参加する。このボランティアは昨季に続いて2回目の参加。その際にはアウェイの応援に駆け付けた多くのサポーターたちもそのボランティアに参加して汗を流していた。
しかし、昨季にボランティアに参加した選手には心残りがある。その前日、チームは山形との試合で0-3の完敗を喫し、「自分たちが勇気を与えなければいけなかったのに、逆に自分たちが被災地で勇気付けられた」(石丸清隆監督)と精神的に役に立てなかったことに悔いを残していた。
だからこそ今節は「アウェイだけど、勝ち点1ではなく、勝ち点3にこだわりたい。今回は僕らが勝って(ボランティアに参加し)被災地の方々に勇気を与えたい」(三原向平)と全力で勝利をもぎ取りに行く覚悟だ。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/04/03 18:26