前節で清水時代の恩師・千葉の木山隆之監督との対戦を終えたばかりの岡根直哉選手だが、今節も同じく清水時代の恩師、大分・田坂和昭監督との対戦を迎える。
岡根選手は早大時代に強化指定選手として清水に在籍し、同時のコーチが田坂監督だった。サテライトの監督も兼任していた田坂監督は、岡根にとって言わば直属の指導者。「自分の映像だけで集めて個人ミーティングもしてくれたり、悪いときでもそんなに怒ることもなく穏やかに、話しながらよく教えてもらいました」とかなりお世話になっていたようだ。
その田坂監督の教えの中でも、岡根が覚えているのが「きれいなスパイクを履け」というもの。履き古したスパイクを履いていた岡野選手に対して、「プロサッカー選手は子どもたちが見て憧れられるようにならないといけない仕事。そんなボロボロのスパイクを履いているのを見て子どもたちがどう思うか」と諭され、以来、きれいなスパイクを履いているとのこと。そんな恩師の前でプレーすることを、「すごい楽しみです」と今から心待ちにしていた。
(山形担当 佐藤円)
2012/11/01 20:27