前節・仙台戦の前半ロスタイム、右サイドでの組み立てからズラタンが相手ディフェンスラインの裏へと送ったスルーパスを受けたのは、右SBの今井智基だった。独走状態となった背番号27はGKとの1対1で大胆にもニアサイドをぶち抜き、スコアを2-0とする貴重な追加点を奪ってみせた。
「自分の中では意外に冷静で、『ニア空いてないな』と思ったけど、『正面に蹴って当てるよりは、しっかりコースを狙って』と思って打ったら、良いところに行った」と今井。元FWとはいえ、ストライカー顔負けの素晴らしいシュートに「狙いどおりと言えば狙いどおりだけど、出来過ぎ(笑)」とはにかんだ。
結果的にチームは4-0の大勝で2連勝。今井も「連勝できて、チームとして良い方向に来ている。個人としても結果を残せたし、球際やハードワークといった自分の良さは要所で出せていると思う」と自信を見せる。今後のさらなる躍動に期待が高まる。
(大宮担当 片村光博)
2014/03/25 19:42