“古巣”との対戦となるのはCBの菅沼駿哉。09年にG大阪ユースからトップに昇格したが、出場機会に恵まれず、11年夏に期限付き移籍で熊本に加入。第3節・岡山戦でJデビューを果たし、リーグ17試合に出場した。
「熊本は自分が初めてJリーグに出させてもらったクラブ。熊本での経験があったからこそ、今の自分がある。知っている選手・スタッフがいるし、勝ちたい」と“再開”を待ちわびている。
負けられない理由がもう一つある。
9日のアウェイ・讃岐戦で前半にクリアミスから、オウンゴール。人一倍負けず嫌いだが、「完全に自分のミス」だったからこそHTに仲間に頭を下げた。「『点を取ってください。後半は失点0でいきます』と伝えた。でも、みんな『忘れていいよ』と声をかけてくれて…」。
讃岐戦の後半こそ無失点でしのいだが、今季完封した試合はまだない。感謝の気持ちを力に変え、熊本攻撃陣を封じる。
(磐田担当 南間健治)
2014/03/13 18:22