25日のACLグループステージ開幕戦で広島と対戦する中国の北京国安が前日会見を行い、先週に就任したばかりのグレゴリオ・マンサーノ監督は「まだこのチームに来て経験が浅いが、全力を挙げて勝って帰りたい。良い結果を残したいと思っている」と初戦に向けての抱負を語った。
スペインで豊富な指導経験を持ち、南アフリカW杯後には日本代表監督への就任も噂された57歳の老将は、「80%の選手の名前くらいは覚えた。このチームはとても良いチームなので、少しずつ慣れていくと思っている」と新しく率いるチームの印象についてコメント。さらに対戦相手の広島については「この前の(富士ゼロックス・)スーパーカップのマリノスとの試合では良い試合をしていた。優秀なメンバーがいて、良い戦術を採っている。きっと明日は良い試合になるのではないか」と試合を展望した。
「大事なことはフォーメーションと中盤をコントロールすること。このことを考えて明日の試合の戦略を立てたい」。赤ブチ眼鏡の奥で眼光鋭く前方を見つめた老将は、そう言って勝利への青写真を思い描いた。
(広島担当 寺田弘幸)
2014/02/25 08:00