17日のトライアウトには、各Jリーグクラブの首脳陣など計233名の関係者が訪れた。その中には来季より栃木の指揮を執る阪倉裕二氏の姿もあり、「足りないポジションを補填できるかを見に来た」とその目的を明かした。
ただ、阪倉氏は「(来季の)メンバーが決まった時点で、何が自分たちのストロングポイントになるのかを確認することになる。僕の中でのイメージはあるけど、そのとおりにいかないことが多いので」とも語った。就任会見で語ったように、明確なイメージに向けてチームを編成するというよりも、実現可能な編成の中での最大値を模索していくことになる。
気になる来季の編成だが、「いまが一番(各チームの編成が)動くときなので、この1週間位でだいぶ決まってくると思う」(阪倉氏)とのこと。いましばらくは静観が必要となりそうだ。
また、栃木からは西岡大輝がトライアウトに選手として参加。「シーズンが終わってから練習をする場所もなかったので、公園で一人で練習したりしていた」という西岡だが、それによって「その中で自分を見つめなおすこともできた」とも言う。
11対11の紅白戦ではCBとして出場し、計60分間プレー。「いまはやることをやったので、あとは待つしかない。どこかのクラブの補強ポイントに合致すればいいし、海外も視野に入れている」と、場所にこだわりは持たずに所属先を探す覚悟だ。(片村 光博)
(BLOGOLA編集部)
2013/12/17 21:34